このブログはveryroll(か、fagus)という同人誌個人サークルの夏野というペンネームの人が、サークル情報をまめに提供するということを趣旨として運営するブログです。主な同人活動は進撃(ジャンアル)、遊戯王。
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【暗黒館の殺人】玄児と中也【綾辻行人】
※カップリング話に言及します!そして本編の内容、ネタバレありです。注意でよろしくです!※
まさか綾辻先生から萌えをいただくことになるとは思わなかったぞ…笑。私が見た限りでは、暗黒館、あんまりお好きでない方が多いのかなといった印象でしたが、私は大変お気に入りです。そらあ、まあ、カップリング的な意味も相当含みますから笑、純粋な感想ではないかもしれませんが、好きったら好きなんだっつの笑。玄児さんはよいホモですねえ笑。ちょっと気取ってて影があって、でもヘタレで笑。私はあまりに二人の描写が微妙だったのと、中也君の本名を意地でも明かさないのを鑑みて、実は中也君が女の子ってこたないだろうかねと疑っていました。それか中也君、男だけど心は女の子とか…。まあ二人ともがっつり男で僕満足でしたけどね笑。イラスト、中也君が半ズボンですいません。ていうか二人ともイメージ違いすぎるかもですいません。
以下さらに突っ込んで感想のターンです。さらなるネタバレがございますので、見たくない方は本日はこれまでということでよろしくです。
まさか綾辻先生から萌えをいただくことになるとは思わなかったぞ…笑。私が見た限りでは、暗黒館、あんまりお好きでない方が多いのかなといった印象でしたが、私は大変お気に入りです。そらあ、まあ、カップリング的な意味も相当含みますから笑、純粋な感想ではないかもしれませんが、好きったら好きなんだっつの笑。玄児さんはよいホモですねえ笑。ちょっと気取ってて影があって、でもヘタレで笑。私はあまりに二人の描写が微妙だったのと、中也君の本名を意地でも明かさないのを鑑みて、実は中也君が女の子ってこたないだろうかねと疑っていました。それか中也君、男だけど心は女の子とか…。まあ二人ともがっつり男で僕満足でしたけどね笑。イラスト、中也君が半ズボンですいません。ていうか二人ともイメージ違いすぎるかもですいません。
以下さらに突っ込んで感想のターンです。さらなるネタバレがございますので、見たくない方は本日はこれまでということでよろしくです。
■気合いをいれて取りかかる
暗黒館、シリーズ最長の上下巻!見れば館の見取り図が4枚も!笑。こらあ気合い入れてかからんと…ということでまずは館の見取り図をコピーして手元に置き、まあどうせ秘密の通路があんだから笑、それも書き込みつつ読む事に。どんだけ気合い入れてんだ笑。や、やっぱ謎解きのターンに入ったときに「ああ!なるほど!」と思いたい。そのためには、何が謎であるのかきちんと追っていないといけないのだ。最新の注意を払って読み始める。
まあただ、終わってみると、館自体に大仕掛けがってんでもなかった印象です。あんだけ細かく設定あるのになあ、空き部屋とか死んだスペースあるから、もっといろんな隠し通路あんのかと思ったわ。でも総じて面白かったから文句は無い。
■親切なヒントはいくらでもちりばめられている
のっけから、というかのっけにこそ、大どんでん返しのためのヒントがたくさんちりばめられていた!館シリーズは、毎回あっとおどろく仕掛けも、絶対気付くためにヒントがきちんと配置されているのが素敵なところだ。私が序盤で唯一引っかかったのが、島の前にある小屋の崩れ具合のみ。時計や看板にはまったく気付かなかったし、勿論そのヒントでもって、仕掛けに気付く事もなかった。悔しいねえ~~!
そしてもう一つのどんでん返しも、実は簡単に気付くことが出来るということが言われりゃあ、そうなんだけど、まああ、最後までまったく気付かずだね笑。やりやがったなこの野郎!と思った笑。
■『藤沼一成の絵は未来を予言している』はヒントに数えていいのか?
暗黒館、ちょいとファンタジー要素があるのもまた事実。それをもって、あまりお好きでない方もおられるようにお見受けする。私はそれも含め好きだ。なぜならファンタジーが好きだから。館シリーズが本格でなくてもいいから。である。玄児がホモだからだろ!はいそうです!笑。
ただ、謎解きのヒントとしてファンタジー要素を条件の一つに入れるのはみんな納得してんのか?とは思う。たとえば『藤沼一成の絵は未来を予言している』とか。結果未来のことでしたってのは別にいいが、藤沼一成の絵がこう描いてあるから、こうなるだろう、を謎を解くヒントの一つとして、ていうか、「絶対未来はこうなる」って条件にしていいんか?私は藤沼一成の絵が、未来の事を描いてる件に関しては「たまたま」と思ってるんだが笑。
■玄児と中也
まあしかし、暗黒館はこの二人に尽きますなあ…悦。終わってみれば「暗黒館への招待者が男でなくてはならない」ことと「招待される者が男でなくてはならない」ことが大変納得いくお話になっててニヤニヤ。そうでなかったらなんでホモなんだよってなるもんね。こういう縛りができてしまって、綾辻先生が、ああ…どうやって男が男を誘うのに納得いく説明を付けようかと思われた結果、じゃあホモで!ってなったのだとしたら萌える笑。そして綾辻先生が8年間も一人で玄中と思ってたかと思うとこれまた萌える!笑。あ、カップリングは逆でもいいけど笑。
中也君女の子説は冒頭で話しましたとおりです。ただ途中で中也君ひげが生えて来たって下りがあって、やっぱ男は男なんだなあと思い直した次第です。
最初は玄児さんが一方的に中也君を好きなのかなと思っていました。ただ、あんな目にあわされて、それでも怒らない中也君に、こらあ好きでないとついてかれんぞ…と思うようになり、実は両思いなのか?と疑うように。一番凄まじいのは輸血の件だが、それ以外にもいちゃいちゃしている。暖炉の中で頬寄せ合ったり。そういう可愛いいちゃいちゃが好きだ。輸血の件はちょっと引いた笑。これは「嫌だなあ」ではない「そこまでかよ!笑」であって、イイ意味で引いた笑。なんで引いたかって「好きでもそれはイヤだろ笑」って思ったから笑。普通、もうあのあたりで「もうお前も館も嫌じゃ~~!」ってなると思う。でも中也君、嫌なりに玄児の秘密にしたがってることは、踏み込まないんだもん、えらいよねえ。
玄児と中也は、まあ仮に両思いだとしたって、肉体関係を思わせないのがいい。いい温度のホモなのだ!笑。たとえばホモであることを示唆したり、その設定をもって他の事象に説得力を持たせようとした場合、肉体関係をにおわせるのが手っ取り早い描写だと思う。だがこの二人に関してはそれは全く無く、玄児さんが中也君のこと好きなんだなあと思わせるにとどめている。この「好き」も、単に友人として、または後輩として気に入っている程度にも受け取れるのがいい。そこらへんの裁量は読み手に任されているのがいい。私はホモである説を採用しましたけど何か!笑。このホモ温度は女子好みだと思うなあ。それ以上の事は各々同人誌でやりますんでって感じが私の好きな温度なのだ。
■不老不死をどう受け取るか
玄遙が鬼丸、と、思ってたんです。鬼丸じいさん、フードでじいさんなのかばあさんなのかも分からぬ有様だと言うし、例の牢の中で玄遙が鬼丸殺して入れ替わったんじゃないかと思っていました。あと不老不死については、私は物語の味付けとしか思っていないです。中也君が言ったように、玄遙はたまたま長生きしただけ。
それから玄児さんはやっぱあの火事でお亡くなりになったんだと私は思う。扉越しに玄児と中也が会話したときこれが最後の会話になったとあったので。もし玄児が生きてたら、後に、暗黒館再建に何度か訪れるであろう中也君が、話しないわけはない。もしかしたら話せないような状況になってたかもしれないけど(怪我がひどくて話せない、もしくは即例の牢に入れられた等)そこは想像に任せてもらってるものと私は判断し、そのような結論を出しました。不老不死をほんとにあるのかも…と受け取る人にも、やっぱ死んでるって、と受け取る人にもどっちでも大丈夫なように作られてると思う。そういうのが私は好きです。
最後、コナン君が訪れたときに医者が居ると言われたのも、もしかしたら美鳥が医者になったかもしんないしね。
■「不老不死」「人魚の肉」「孤立した環境」「光を好まない住人」
ていうか「不老不死」「人魚の肉」「孤立した環境」「光を好まない住人」これらのキーワードで思い出すのが小野不由美の屍鬼である。奇しくも嫁さんの作品と同じようなキーワードでこの作品はできあがっている!暗黒館、嫁さんが私も館シリーズ書いてみたんです、って出たんだったらもっと評価されてる気がするな。小野不由美の作品はわりとファンタジーありきで、そういうのんが好きな人が読んでると思うし。綾辻先生のファンは本格を求めてらっしゃる感じがする。私は別に本格でなくてもいい笑。ミステリで一番好きなのは京極堂シリーズだし。
■総じておもしろかったです
館シリーズはこの暗黒館までしか読んでいないですが、ここまで全部面白かったです。これが特に好み、くらいの上下はあるけど、謎解き部分はもれなくおもしろいし、キャラの味付け具合も好きだ。暗黒館ちょっと濃いかったけど、それも好きだ。まあ暗黒館読んでやっと先生のアリプロジェクト好きが納得出来たよ笑。暗黒館、もしテーマソング付けるならアリプロでいいよってかそれしかないな笑。暗黒館発売当時は同人誌の一つや二つも出ただろうなあ。つくづく全て後手後手である!笑。
さて、全館制覇めざします!
暗黒館、シリーズ最長の上下巻!見れば館の見取り図が4枚も!笑。こらあ気合い入れてかからんと…ということでまずは館の見取り図をコピーして手元に置き、まあどうせ秘密の通路があんだから笑、それも書き込みつつ読む事に。どんだけ気合い入れてんだ笑。や、やっぱ謎解きのターンに入ったときに「ああ!なるほど!」と思いたい。そのためには、何が謎であるのかきちんと追っていないといけないのだ。最新の注意を払って読み始める。
まあただ、終わってみると、館自体に大仕掛けがってんでもなかった印象です。あんだけ細かく設定あるのになあ、空き部屋とか死んだスペースあるから、もっといろんな隠し通路あんのかと思ったわ。でも総じて面白かったから文句は無い。
■親切なヒントはいくらでもちりばめられている
のっけから、というかのっけにこそ、大どんでん返しのためのヒントがたくさんちりばめられていた!館シリーズは、毎回あっとおどろく仕掛けも、絶対気付くためにヒントがきちんと配置されているのが素敵なところだ。私が序盤で唯一引っかかったのが、島の前にある小屋の崩れ具合のみ。時計や看板にはまったく気付かなかったし、勿論そのヒントでもって、仕掛けに気付く事もなかった。悔しいねえ~~!
そしてもう一つのどんでん返しも、実は簡単に気付くことが出来るということが言われりゃあ、そうなんだけど、まああ、最後までまったく気付かずだね笑。やりやがったなこの野郎!と思った笑。
■『藤沼一成の絵は未来を予言している』はヒントに数えていいのか?
暗黒館、ちょいとファンタジー要素があるのもまた事実。それをもって、あまりお好きでない方もおられるようにお見受けする。私はそれも含め好きだ。なぜならファンタジーが好きだから。館シリーズが本格でなくてもいいから。である。玄児がホモだからだろ!はいそうです!笑。
ただ、謎解きのヒントとしてファンタジー要素を条件の一つに入れるのはみんな納得してんのか?とは思う。たとえば『藤沼一成の絵は未来を予言している』とか。結果未来のことでしたってのは別にいいが、藤沼一成の絵がこう描いてあるから、こうなるだろう、を謎を解くヒントの一つとして、ていうか、「絶対未来はこうなる」って条件にしていいんか?私は藤沼一成の絵が、未来の事を描いてる件に関しては「たまたま」と思ってるんだが笑。
■玄児と中也
まあしかし、暗黒館はこの二人に尽きますなあ…悦。終わってみれば「暗黒館への招待者が男でなくてはならない」ことと「招待される者が男でなくてはならない」ことが大変納得いくお話になっててニヤニヤ。そうでなかったらなんでホモなんだよってなるもんね。こういう縛りができてしまって、綾辻先生が、ああ…どうやって男が男を誘うのに納得いく説明を付けようかと思われた結果、じゃあホモで!ってなったのだとしたら萌える笑。そして綾辻先生が8年間も一人で玄中と思ってたかと思うとこれまた萌える!笑。あ、カップリングは逆でもいいけど笑。
中也君女の子説は冒頭で話しましたとおりです。ただ途中で中也君ひげが生えて来たって下りがあって、やっぱ男は男なんだなあと思い直した次第です。
最初は玄児さんが一方的に中也君を好きなのかなと思っていました。ただ、あんな目にあわされて、それでも怒らない中也君に、こらあ好きでないとついてかれんぞ…と思うようになり、実は両思いなのか?と疑うように。一番凄まじいのは輸血の件だが、それ以外にもいちゃいちゃしている。暖炉の中で頬寄せ合ったり。そういう可愛いいちゃいちゃが好きだ。輸血の件はちょっと引いた笑。これは「嫌だなあ」ではない「そこまでかよ!笑」であって、イイ意味で引いた笑。なんで引いたかって「好きでもそれはイヤだろ笑」って思ったから笑。普通、もうあのあたりで「もうお前も館も嫌じゃ~~!」ってなると思う。でも中也君、嫌なりに玄児の秘密にしたがってることは、踏み込まないんだもん、えらいよねえ。
玄児と中也は、まあ仮に両思いだとしたって、肉体関係を思わせないのがいい。いい温度のホモなのだ!笑。たとえばホモであることを示唆したり、その設定をもって他の事象に説得力を持たせようとした場合、肉体関係をにおわせるのが手っ取り早い描写だと思う。だがこの二人に関してはそれは全く無く、玄児さんが中也君のこと好きなんだなあと思わせるにとどめている。この「好き」も、単に友人として、または後輩として気に入っている程度にも受け取れるのがいい。そこらへんの裁量は読み手に任されているのがいい。私はホモである説を採用しましたけど何か!笑。このホモ温度は女子好みだと思うなあ。それ以上の事は各々同人誌でやりますんでって感じが私の好きな温度なのだ。
■不老不死をどう受け取るか
玄遙が鬼丸、と、思ってたんです。鬼丸じいさん、フードでじいさんなのかばあさんなのかも分からぬ有様だと言うし、例の牢の中で玄遙が鬼丸殺して入れ替わったんじゃないかと思っていました。あと不老不死については、私は物語の味付けとしか思っていないです。中也君が言ったように、玄遙はたまたま長生きしただけ。
それから玄児さんはやっぱあの火事でお亡くなりになったんだと私は思う。扉越しに玄児と中也が会話したときこれが最後の会話になったとあったので。もし玄児が生きてたら、後に、暗黒館再建に何度か訪れるであろう中也君が、話しないわけはない。もしかしたら話せないような状況になってたかもしれないけど(怪我がひどくて話せない、もしくは即例の牢に入れられた等)そこは想像に任せてもらってるものと私は判断し、そのような結論を出しました。不老不死をほんとにあるのかも…と受け取る人にも、やっぱ死んでるって、と受け取る人にもどっちでも大丈夫なように作られてると思う。そういうのが私は好きです。
最後、コナン君が訪れたときに医者が居ると言われたのも、もしかしたら美鳥が医者になったかもしんないしね。
■「不老不死」「人魚の肉」「孤立した環境」「光を好まない住人」
ていうか「不老不死」「人魚の肉」「孤立した環境」「光を好まない住人」これらのキーワードで思い出すのが小野不由美の屍鬼である。奇しくも嫁さんの作品と同じようなキーワードでこの作品はできあがっている!暗黒館、嫁さんが私も館シリーズ書いてみたんです、って出たんだったらもっと評価されてる気がするな。小野不由美の作品はわりとファンタジーありきで、そういうのんが好きな人が読んでると思うし。綾辻先生のファンは本格を求めてらっしゃる感じがする。私は別に本格でなくてもいい笑。ミステリで一番好きなのは京極堂シリーズだし。
■総じておもしろかったです
館シリーズはこの暗黒館までしか読んでいないですが、ここまで全部面白かったです。これが特に好み、くらいの上下はあるけど、謎解き部分はもれなくおもしろいし、キャラの味付け具合も好きだ。暗黒館ちょっと濃いかったけど、それも好きだ。まあ暗黒館読んでやっと先生のアリプロジェクト好きが納得出来たよ笑。暗黒館、もしテーマソング付けるならアリプロでいいよってかそれしかないな笑。暗黒館発売当時は同人誌の一つや二つも出ただろうなあ。つくづく全て後手後手である!笑。
さて、全館制覇めざします!
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