お前じゃない、トーフ！；京極夏彦「豆腐小僧双六道中ふりだし」

　BASARAオンリーが…いやあ…来週か…早いな…。せっかく東京まで行くってェのに、本も作らねェでなにやってたんだいってな話だと思うのですが、いやあ…豆腐小僧が可愛くてだな…笑。京極夏彦の豆腐小僧読んでました。
　
　巷説シリーズ読み終わったと思ったら今度は豆腐小僧かい！袖引き小僧とのぼけぼけコンビネーションがいいねえ。達磨先生に小僧と呼ばれて袖引き君が反応しちゃう。お前じゃない、トーフ！と呼ばれるのがなんとも可愛い。
　それに、なんといっても京極他作品の妖怪がなにげにちらちら見え隠れしておもしろい。これ読むと妖怪の何たるかがちょいと掴みやすくて心地よいです。京極堂シリーズで出て来た邪魅とか、巷説シリーズで出て来た芝右衛門狸とか、他作品のファンだとより楽しめるかも。私はなんといっても、猫に憑いてる妖怪・猫又の妖怪人格（？）が巷説シリーズの山猫回しのおぎんそのものなのがおもしろくってねえ〜〜。おぎんさんそのまんまじゃねーか！笑。
　ところで鳴家というと、しゃばけシリーズを真っ先に思い出す。しゃばけもゆるくておもしろいです。

　個人的に気に入ってるのは地の文。「〜ですな。」ていうのが妙におもしろくってねえ。ですな、ってなんかおっさんナレーションな感じがして、ゆる〜くて、そう、ちょっと子供むけ昔話テイストが入るのかな。子供向け昔話の第一話が「豆腐小僧、情事を目撃する」ってこたないけどね笑。
　あと狸の総大将・隠神刑部さん見てみたいわあ笑。

　さあてと、秋のイベントラッシュがもう目の前だ！のんびり豆腐なめてる場合じゃねえや！笑。