これがかっこいい刑部さんだ！；のぼうの城映画

　のぼうの城、映画見に行きました！軽く感想記事です。感想っていうか、三成と刑部さんまわりの感想ばっかりですんません、な感想です笑。ネタバレになりますのんで畳みます。読みたいと思ってくださった方は以下から！

　見たいなあと思いつつ行けてなかったのぼうの城。お友達が誘ってくれたので飛びつきました。誘いを受けたときに、私が普段三成三成言うてるから気を遣ってこの映画を選んでくれたんだろうか…とちょっと申し訳なく思い、当日本人に「もしかして気を遣ってくれた？」と聞いたら全然そんなことじゃなかった笑。昔一緒に陰陽師見に行ったから野村萬斎好きだろって思ったらしい笑。うああ久しぶりに要らぬ心配をしたもんだ笑。そもそも、のぼうの城は忍城城主成田長親が主人公であって、よほど内容をチェックしてないかぎり、石田三成と大谷吉継が出て来て結構吉三だぞなどと分かるはずもない。あああうぬぼれたなあやっちまったよ今頃になってはずかしい！笑。

　一言で感想を言うと、良かった！である。140分もあるのでかなり長い映画なんですが、長いとは感じませんでした。私は原作を読んでいたんで、予習ができていた分より内容は掴みやすく集中して見れました。ほぼ原作通り、あまりエピソードも削っていないと思います。まあ細かいエピソードは覚えていないとも言うが笑。削ったと言えば朱槍の因縁の話とかさらっとしかやってなかったかな。あとは最後その後の皆がどうなったか、の大谷吉継は削られた。でもまあここまで原作通りだったなら、それくらいなんてことはない。私としては、三成は断った女風呂に全裸で入る刑部のシーンがばっちりあって嬉しかったぞ！あのとき三成は「刑部はそういう奴だよな」って思ってるわけだ…クククこれはよい。
　配役も私は合ってたと思うなあ。見るまでは三成が正直違うだろ！と思ってたんですがなんのなんの、よかったよ。上地さんの演技ちゃんと見るの初めてだったんですが、バラエティ出てたときの姿が思い浮かばないほど戦国の世界に馴染んでたと思う。大谷もね、よかったねええ。男前だものねえ。そして女好きそうな感じもたまらないねえ。のぼうの城の刑部さんは美味しい役なのだ。
　タイトルバックの映像はもしかしたら賛否あるかもしれないけれど、私はアリ！と思いました。こういう仕掛けはおもしろい！

　特撮やセットもめっちゃ大掛かりで、迫力ありです。水攻めのシーンは震災を思わせるというので一年公開を遅らせた要因ではありますが、映画と割り切ってみる分には大丈夫かと。ただまあ人それぞれ受け取り方には温度差あると思うんで、ショック受けそうだなと思う方は注意、かもです。
　
　総じて大変おもしろかったです。もうすぐ公開終わっちゃうかなあ。間に合いそうな方は是非！と思います。