『わたしはキャワワワ』感想

　大亜門先生の新刊『わたしはキャワワワ』読みました。14回で打ち切り＆ネットではあんま…って声をちょいと聞いちゃってたんで、どんなだったんだと不安に思いつつ読んだのですが否！…おもしろいだろうがこれは…何故打ち切りにした…。そんなに積極的に打ち切りにせんなんほどか？残念至極である。
　以下はキャワワワ感想。ネタバレといやーネタバレ、あと無駄に長くなったから折り畳む。興味ある方は以下から是非！

　あ、これだけは表で言っておこう。今回の大亜門先生のジョジョネタ、花京院もあるぞ…笑。

　大亜門先生のファンって実は一定数居そうな気がする。「ジャンプが好き」や「ヤンジャンが好き」なんではなく「大亜門が好き」っていう層だ。大亜門先生のパロディをより楽しむ為に他のジャンプの連載を読んでるくらいの勢いの…。そんなんおらんって？私はそうだったぞ笑。もて王の連載終わった次の週からジャンプ買うのやめた。他の漫画読みたいモチベーションがもて王のパロディだったから。
　で、そういう層の中にパロディは兎も角大亜門先生の漫画さえ読めたらいいって人もいると思う。つまりコミックス派。今少し、連載終了を待ってもらえんかったもんだろうか。コミックスなら確実に買う人がどんくらいいるのか見極めてから。そしてストーリー的にも、こりゃあ味方を5人そろえる話なんだから、せめて5人揃うまで待ってもらえんかったもんだろうか。後半になるにつれて敵キャラとなあなあになってったり、回をこなすからこそおもしろい展開になっていた。大亜門先生の漫画はキャラが出そろってからがおもしろいんだって。残念至極である。

　もて王では悠のように毒舌キャラがいい味出していましたが、今回はお供のエイナスが大亜門節炸裂させている。それから優秀なツッコミキャラ真琴が出て来てからがさらにおもしろい。真琴は宏海ポジションかな。常識人でイイ安定感。でも可愛いんだよなあ性格が。男の子みたいに強いけど、本当は可愛い格好をしてみたいっていう。大亜門先生の女の子キャラは本当にかわいい。全然萌えキャラじゃないから。それが、いいんですよ。萌えじゃあない。そういう意味じゃあ少年漫画のキャラとして優秀だと思うんだけどなあ。制作者側から与えられる可愛さじゃなくって、こっちの心ん中から「可愛いな」が生まれる感じ。マコティはまさにそんな感じで、絵柄が可愛かったりするんじゃあないけど、読んでて可愛いなって気持ちがこっちから沸いてくる感じ。もて王の矢射子や吉下も顔とかじゃあなくって、そこにいる様が可愛かった。だが温子、テメーはだめだ笑。

　パロディも少ないとは聞いていたけど、まあそれでもやっぱありますよ笑。ジョジョネタも健在！アニメと時期がかぶったからか、12部ネタ多めな印象を受けました。12部しか読んでないって方にも分かるネタ多くていいんじゃないかな。あ、花京院ネタもありますぞ！笑。ジョジョネタ探すだけでもおもしろい。

　先生まじでウルジャンでお願いします。こうなったらとことんジョジョに乗っていこうぜ…。ジョジョファンの中には大亜門先生嫌いって方もそりゃあいると思います。でも、知らないだけで、読んだら好きになる層も結構いると思うんだ。今の若い子はニコ動とかで本家を上手に茶化して楽しむのに慣れてる子が多いから大亜門節と相性いいと思うんだけどなあ。
　兎も角私はキャワワワめっちゃ楽しめたからそれでいいっす。ちょっとでも興味があるなって方には是非と言いたいです。何人かの背中を押せたらこれ幸い。