このブログはveryroll(か、fagus)という同人誌個人サークルの夏野というペンネームの人が、サークル情報をまめに提供するということを趣旨として運営するブログです。主な同人活動は進撃(ジャンアル)、遊戯王。
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息抜きシリーズ2;アナログ原稿編
前回のまじめな地震の話がいつの間にか私の疣痔の話になったり、最終的にペン軸へのこだわり話になる記事が好評だったようだと思いたいので笑、息抜き話第二弾を決行いたします。今回は私が疣痔である話にスポットライトをあててと行きたかったのですが、皆が不憫そうな目で見ているようなので笑、やめて、アナログ原稿の話をしたいと思います。遊戯王でも政宗様の話でもないけど、まあ同人活動されてる方なら、他の人の作業の仕方って興味あるかなと思いまして。興味のある方は以下からご覧下さい。
ていうかなんでそんなに疣痔の話がしたいかというと、こんなにかっちょワルい病に苦しんでおいて、この苦しみを自分一人でしまいこんでしまうのはもったいないと思うんです笑。「こんなかっこワリくってみじめな気持ちこそ同じ症状の人と共有せな!」というのと、「こんな恥ずかしい病をわずらったという体験を何かに生かさいでか!」という思いがあります。ただの恥ずかしい話にしとくのが嫌なんですねえ。おもしろいことに昇華したい笑。いつかどっかで話してやる!その際は慎みを持って記事を畳みますのでご心配なく笑。
■デジタル原稿に自信が無い!
さてと。わたしは漫画を描く際、二通りの手段で持って原稿を制作します。一つは「最後までアナログ」、もう一つは「線画だけアナログで、仕上げはデジタル」です。遊戯王の同人誌で言うと、オールキャラの本は全て前者、海馬君があられもない姿になってる本は後者です笑。バサラで言うと「明烏」が前者、「~極殺」が後者。
今回は前者、「最後までアナログ」の原稿の話をします。デジタル原稿の話をするのは嫌です。嫌て笑。や、恥ずかしいのです。私は未だデジタルにすこぶる弱い。もっと効率的で、綺麗に作成出来る方法があるのかもしれないけど、分からないことが多くて、自分のやってることに自信が無いからです。本当に今更聞けない系の知らないことが山ほどある。イラストだけでなくサイトも自信が無い。不具合あれば直したいと思っております。
昨今は、最後までアナログで原稿制作される方は少ないと思う。だからまあ、あんま恥ずかしくないかなと笑。疣痔と言い、原稿と言い、恥ずかしいことだらけだなお前!Yes!!!!さ、はじめるぜ!!!!笑。
(※誤解の無いように一応弁解しておこう、アナログ原稿やってることが恥ずかしいんではなく、アナログ原稿に興味のある方が少ないと私のボロが出にくいだろうから恥ずかしくないって言う意味だぞ!アナログ派の方にはむしろ、このままアナログという良さを残すためにこのまま続けてもらいたいと応援したいくらいだ!!!!ご理解いただけたらと願う次第!!!!)
■これが原稿だ!
トーンを張った跡や、修正液の跡が見えるかな。
■半分デジタル移行くらいが理想
完全デジタル移行、と言うか、本当に完全に移行したいとは今のところ思っていない。やっぱり線画までは紙の上でやりたい。できればトーンの作業だけデジタルでしたい。こればっかりは、本当にデジタルでした方が絶対いいなと思う面が多々ある。でもなんかデジタルに頼りたくないという要らん意地もあるんよなー笑。デジタルでやるとなんか上手すぎて笑。絵が粗雑なのにトーンの削りだけ異様に上手かったらどうなんだっていうか(でもだからってトーンの削りが下手でもどうなんだって話ではあるが笑)。
不思議なことにカラー原稿はがんがんフォトショップ先生の御上手なテクニックに頼っている笑。そして頼って心地よい。絵の回りを色で囲む効果とか、影をおとす効果とかぎんぎん使っている。あと素材も好きだ。よく使うのは柄パターンの素材や、光の効果の素材。本屋さんに売っている素材集の本を眺めているだけでたのしい。買ってもそんなに使わないじゃんと思うが欲しくなる。他の方の作品で使われているパターンを見て、これどの本にのってる????って問いただしたいこともあるくらい。
線画までは紙の上でやりたい理由は、せっかくペンで描く作業に慣れてきたので、ここでやめてしまうのがもったいないからである。もうすこしでなにか掴めそうなんだよ…と浦飯某みたいなことを言うのもあれですが、ペンで熟れた線を描けることに憧れてるといいますか。浦沢直樹先生が、「手塚先生の絵は口の線を描くときにちょっと震えたような線になっててそれがかっこよかった」、というような話をされていて、おもしろいなと思ったことがあります。そういうクセというか、本来ぴしっと描けてることがいいはずのものも、ペン故に出るクセが味になってるっていうか、そういう描きクセみたいなものが残ってる線って、今、逆に心地よかったりする。手で描いてるな~っていう良さって、ない?どうもそういうのが好きらしい。だからやめられんのよね。
逆にデジタルゆえのおもしろいクセもあるよなあと思う。ブラシツールの塗り跡がわざと分かるように塗る(デジタルで作業してんな~っていう跡をわざと残すような塗り方というか)とか、そういうのはアナログでは絶対できないおもしろさだ。どっちにもよい味がある。要は好みの問題である。どんなツールでもよいところはある。よいものに素直であることが一番かと思う。うわあなんか良いこと言ってんな!笑。
■ペン先の話
じゃちょっと具体的な話をしましょうかね。ペン先は日光のサジペン(クローム)を使っています。
もう一つ、曇ったような加工のしてある種類があるのですが、私はこのぎらぎらしてるクロームが好きです。前回ペン軸の話のときにも書いたのですが、一時期ペン先にも迷いが生じていました。そのときは丸ペンとか、Gペンとかいろいろ試していました(そのせいで二代目・黒ペン軸君とは早々に縁が切れたわけだが)。まあ、何で描こうが下手なもんは下手っていう笑、どーしよーもない結論に至り笑、迷う前に使っていたサジペンに戻りました。元の鞘に戻るというか、元の刃に戻る方だね。鞘はぶっ壊れた笑。
そもそもなぜサジペンにしたかというと、昔ジャンプの漫画教室みたいなページに、サジペンは筆圧高い人が細い線を描くのに最適と解説してあったからです。筆圧高いんだ是が!笑。昔は細い線が描きたかったんです。でももう諦めました笑。というか、FFの野村哲也さんの絵に出会ってから、太い線でもイカす道があるぞと開眼したのが大きな理由です。サジペンは、だから書き心地がかなり固い方なんだと思います。あと強弱が出にくいからイラスト向けかもしれない。
■スクリーントーンの数を減らしたい
小さい頃にどんな漫画に親しむかによって憧れが変わると思う。ドラゴンボールやワンピースに心打たれたら、いかにスクリーントーンを使わずかっこいい画面を描くかというのに腐心したくなると思う。また、封神演技の藤崎竜とか初期のクランプが好きだった人は、いかにスクリーントーンを使いこなすかに燃えると思う。私は前者。如何にトーンを少なくするかの方が燃える。少なくというか、しゅっとした原稿が好きだ笑。ええと、絵のタッチが全然シュッとしてないんでアレなんですが笑、なるべくトーンの種類を少なくしてすっきりさせるとか、グラデーションのトーンを減らすとかそういう工夫ですっきりを実現させるのがかっこいいと私は思っている。
私が一番落ち着くトーンの使い方は網のトーン(グレーに見えるヤツ)を「薄・中・濃」の三種類用意して、これと白黒の5色でモノクロ原稿をつくるというやり方です。やり方ですっていうか、他の人がどうしてるかあんま知らんけど笑。本当は「白黒グレー(濃)」の三色というのが理想ですがなかなか難しい。特にアニメやゲームのキャラは色を付けることを前提にデザインされているから、白黒で表現するとどうなるかあんま考慮されてなくて大変だ笑。特に難しいなと思ったのが遊戯王の遊星と十代。単純に張るのがめんどくせーのは…うわなにをするやめ笑。
■以上です
こんなかんじでアナログ原稿制作しています。というようなページをサイトに作ろうかなと常々思っていました。まあこの度、萌えって気分でないときに、なんかおもしろい話したいなあというのには最適な話題かなと思ったんで、このようにブログにまとめました。自分の作業を公開するのはとても恥ずかしいのですが、人の作業過程を見るのはとてもおもしろので(実際他の同人サイトさんが公開しているデジタル作業を参考にしたりもしているし)、なんかの参考になればいいなあと思います!
おつきあいいただいてありがとうございました!
■デジタル原稿に自信が無い!
さてと。わたしは漫画を描く際、二通りの手段で持って原稿を制作します。一つは「最後までアナログ」、もう一つは「線画だけアナログで、仕上げはデジタル」です。遊戯王の同人誌で言うと、オールキャラの本は全て前者、海馬君があられもない姿になってる本は後者です笑。バサラで言うと「明烏」が前者、「~極殺」が後者。
今回は前者、「最後までアナログ」の原稿の話をします。デジタル原稿の話をするのは嫌です。嫌て笑。や、恥ずかしいのです。私は未だデジタルにすこぶる弱い。もっと効率的で、綺麗に作成出来る方法があるのかもしれないけど、分からないことが多くて、自分のやってることに自信が無いからです。本当に今更聞けない系の知らないことが山ほどある。イラストだけでなくサイトも自信が無い。不具合あれば直したいと思っております。
昨今は、最後までアナログで原稿制作される方は少ないと思う。だからまあ、あんま恥ずかしくないかなと笑。疣痔と言い、原稿と言い、恥ずかしいことだらけだなお前!Yes!!!!さ、はじめるぜ!!!!笑。
(※誤解の無いように一応弁解しておこう、アナログ原稿やってることが恥ずかしいんではなく、アナログ原稿に興味のある方が少ないと私のボロが出にくいだろうから恥ずかしくないって言う意味だぞ!アナログ派の方にはむしろ、このままアナログという良さを残すためにこのまま続けてもらいたいと応援したいくらいだ!!!!ご理解いただけたらと願う次第!!!!)
■これが原稿だ!
トーンを張った跡や、修正液の跡が見えるかな。
■半分デジタル移行くらいが理想
完全デジタル移行、と言うか、本当に完全に移行したいとは今のところ思っていない。やっぱり線画までは紙の上でやりたい。できればトーンの作業だけデジタルでしたい。こればっかりは、本当にデジタルでした方が絶対いいなと思う面が多々ある。でもなんかデジタルに頼りたくないという要らん意地もあるんよなー笑。デジタルでやるとなんか上手すぎて笑。絵が粗雑なのにトーンの削りだけ異様に上手かったらどうなんだっていうか(でもだからってトーンの削りが下手でもどうなんだって話ではあるが笑)。
不思議なことにカラー原稿はがんがんフォトショップ先生の御上手なテクニックに頼っている笑。そして頼って心地よい。絵の回りを色で囲む効果とか、影をおとす効果とかぎんぎん使っている。あと素材も好きだ。よく使うのは柄パターンの素材や、光の効果の素材。本屋さんに売っている素材集の本を眺めているだけでたのしい。買ってもそんなに使わないじゃんと思うが欲しくなる。他の方の作品で使われているパターンを見て、これどの本にのってる????って問いただしたいこともあるくらい。
線画までは紙の上でやりたい理由は、せっかくペンで描く作業に慣れてきたので、ここでやめてしまうのがもったいないからである。もうすこしでなにか掴めそうなんだよ…と浦飯某みたいなことを言うのもあれですが、ペンで熟れた線を描けることに憧れてるといいますか。浦沢直樹先生が、「手塚先生の絵は口の線を描くときにちょっと震えたような線になっててそれがかっこよかった」、というような話をされていて、おもしろいなと思ったことがあります。そういうクセというか、本来ぴしっと描けてることがいいはずのものも、ペン故に出るクセが味になってるっていうか、そういう描きクセみたいなものが残ってる線って、今、逆に心地よかったりする。手で描いてるな~っていう良さって、ない?どうもそういうのが好きらしい。だからやめられんのよね。
逆にデジタルゆえのおもしろいクセもあるよなあと思う。ブラシツールの塗り跡がわざと分かるように塗る(デジタルで作業してんな~っていう跡をわざと残すような塗り方というか)とか、そういうのはアナログでは絶対できないおもしろさだ。どっちにもよい味がある。要は好みの問題である。どんなツールでもよいところはある。よいものに素直であることが一番かと思う。うわあなんか良いこと言ってんな!笑。
■ペン先の話
じゃちょっと具体的な話をしましょうかね。ペン先は日光のサジペン(クローム)を使っています。
もう一つ、曇ったような加工のしてある種類があるのですが、私はこのぎらぎらしてるクロームが好きです。前回ペン軸の話のときにも書いたのですが、一時期ペン先にも迷いが生じていました。そのときは丸ペンとか、Gペンとかいろいろ試していました(そのせいで二代目・黒ペン軸君とは早々に縁が切れたわけだが)。まあ、何で描こうが下手なもんは下手っていう笑、どーしよーもない結論に至り笑、迷う前に使っていたサジペンに戻りました。元の鞘に戻るというか、元の刃に戻る方だね。鞘はぶっ壊れた笑。
そもそもなぜサジペンにしたかというと、昔ジャンプの漫画教室みたいなページに、サジペンは筆圧高い人が細い線を描くのに最適と解説してあったからです。筆圧高いんだ是が!笑。昔は細い線が描きたかったんです。でももう諦めました笑。というか、FFの野村哲也さんの絵に出会ってから、太い線でもイカす道があるぞと開眼したのが大きな理由です。サジペンは、だから書き心地がかなり固い方なんだと思います。あと強弱が出にくいからイラスト向けかもしれない。
■スクリーントーンの数を減らしたい
小さい頃にどんな漫画に親しむかによって憧れが変わると思う。ドラゴンボールやワンピースに心打たれたら、いかにスクリーントーンを使わずかっこいい画面を描くかというのに腐心したくなると思う。また、封神演技の藤崎竜とか初期のクランプが好きだった人は、いかにスクリーントーンを使いこなすかに燃えると思う。私は前者。如何にトーンを少なくするかの方が燃える。少なくというか、しゅっとした原稿が好きだ笑。ええと、絵のタッチが全然シュッとしてないんでアレなんですが笑、なるべくトーンの種類を少なくしてすっきりさせるとか、グラデーションのトーンを減らすとかそういう工夫ですっきりを実現させるのがかっこいいと私は思っている。
私が一番落ち着くトーンの使い方は網のトーン(グレーに見えるヤツ)を「薄・中・濃」の三種類用意して、これと白黒の5色でモノクロ原稿をつくるというやり方です。やり方ですっていうか、他の人がどうしてるかあんま知らんけど笑。本当は「白黒グレー(濃)」の三色というのが理想ですがなかなか難しい。特にアニメやゲームのキャラは色を付けることを前提にデザインされているから、白黒で表現するとどうなるかあんま考慮されてなくて大変だ笑。特に難しいなと思ったのが遊戯王の遊星と十代。単純に張るのがめんどくせーのは…うわなにをするやめ笑。
■以上です
こんなかんじでアナログ原稿制作しています。というようなページをサイトに作ろうかなと常々思っていました。まあこの度、萌えって気分でないときに、なんかおもしろい話したいなあというのには最適な話題かなと思ったんで、このようにブログにまとめました。自分の作業を公開するのはとても恥ずかしいのですが、人の作業過程を見るのはとてもおもしろので(実際他の同人サイトさんが公開しているデジタル作業を参考にしたりもしているし)、なんかの参考になればいいなあと思います!
おつきあいいただいてありがとうございました!
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