このブログはveryroll(か、fagus)という同人誌個人サークルの夏野というペンネームの人が、サークル情報をまめに提供するということを趣旨として運営するブログです。主な同人活動は進撃(ジャンアル)、遊戯王。
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■舞台挨拶
遊戯王の映画、なんと舞台挨拶の抽選に当選し昨日見に行って参りました。思い出せる範囲でどんな話があったかを箇条書きします。上映後の挨拶だったため演者陣の盛大なネタバレの嵐!笑。最後の最後の最後の最後のシーンにまで言及しましたので、この記事はご覧になってからお読みいただいくことをオススメします!映画をご覧になってなくて、ネタバレ見たくない方はご覧にならないようご注意ください。
映画ご覧になった方は是非!
2016年4月23日 シネマメディアージュ11:00の回(上映後挨拶)
遊戯王の映画、なんと舞台挨拶の抽選に当選し昨日見に行って参りました。思い出せる範囲でどんな話があったかを箇条書きします。上映後の挨拶だったため演者陣の盛大なネタバレの嵐!笑。最後の最後の最後の最後のシーンにまで言及しましたので、この記事はご覧になってからお読みいただいくことをオススメします!映画をご覧になってなくて、ネタバレ見たくない方はご覧にならないようご注意ください。
映画ご覧になった方は是非!
2016年4月23日 シネマメディアージュ11:00の回(上映後挨拶)
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■19巻
関西弁版がついたとき、限定版瞬殺で大いに焦った経験を生かし(あのとき発売日の次の日に買いに行ってジュンクでラスイチだった。正直びびった)、19巻は確実にゲットするため本日中に必ず本屋に行く、がミッションでした。予約をしろ笑。いやほんと、予約したほうがいいかもなあ。今日は発売日だけどそんなに限定版たくさんはなかった(本屋によるかもしれないが)。今回は絶対欲しかったのです。ツイッターで52枚もはがきついて1000円なの!?と言われてましたがほんとそうだよ。思い起こせばジョジョ展では、はがき150枚15000円だったんだぞ…(まだするかその話笑。でもあのはがきセットの内容には大いに納得しているからいいけど)。鬼お得。そして見たことないカラーイラストが多数!ちゃんと連載当初からのファンの方ならどれもご存知の絵なのだと思いますが、実に中途半端に2014年年末ごろからのファンのため、別マガの表紙絵のやつとかは全然追えてませんでした。とにかく私が一番見たかったのは焼き芋のヤツ!!!!ジャンアル!!!!笑。アルミンがジャンに芋渡してるヤツ!!!!ジャンの目線はミカサのヤツ!!!!せつねえ!!!!素晴らしい!!!!
あとエレンが巨人にまたがってるやつ初めて見たな…。ドラゴンボールの表紙とかにありそうなヤツ。進撃でやると笑っていいのか全然分からねえなあああ笑。狙い通りなんだろうけど。だって獣の巨人てあんな感じじゃん笑。他の巨人の扱いがさ笑。
そして次回予告。ジャンアル!!!!かな????ジャンアルじゃない!!!!笑。もう普通に恐いです笑。本編より恐いです笑。アルミンの太ももに喜ぶべき????目の前でジャンがあんななのに????笑。
■別マガ
フライング販売なのか今日買えちゃいました。て、そんな突然、心の準備ができない。あああ別マガ出てる〜〜〜〜〜っっっっあったら買っちゃうだろうがあああああっっっっ笑。感想は…書くとしたらまた別記事にしませう。はぁ…。はぁ…はこっちだよほんと笑。
関西弁版がついたとき、限定版瞬殺で大いに焦った経験を生かし(あのとき発売日の次の日に買いに行ってジュンクでラスイチだった。正直びびった)、19巻は確実にゲットするため本日中に必ず本屋に行く、がミッションでした。予約をしろ笑。いやほんと、予約したほうがいいかもなあ。今日は発売日だけどそんなに限定版たくさんはなかった(本屋によるかもしれないが)。今回は絶対欲しかったのです。ツイッターで52枚もはがきついて1000円なの!?と言われてましたがほんとそうだよ。思い起こせばジョジョ展では、はがき150枚15000円だったんだぞ…(まだするかその話笑。でもあのはがきセットの内容には大いに納得しているからいいけど)。鬼お得。そして見たことないカラーイラストが多数!ちゃんと連載当初からのファンの方ならどれもご存知の絵なのだと思いますが、実に中途半端に2014年年末ごろからのファンのため、別マガの表紙絵のやつとかは全然追えてませんでした。とにかく私が一番見たかったのは焼き芋のヤツ!!!!ジャンアル!!!!笑。アルミンがジャンに芋渡してるヤツ!!!!ジャンの目線はミカサのヤツ!!!!せつねえ!!!!素晴らしい!!!!
あとエレンが巨人にまたがってるやつ初めて見たな…。ドラゴンボールの表紙とかにありそうなヤツ。進撃でやると笑っていいのか全然分からねえなあああ笑。狙い通りなんだろうけど。だって獣の巨人てあんな感じじゃん笑。他の巨人の扱いがさ笑。
そして次回予告。ジャンアル!!!!かな????ジャンアルじゃない!!!!笑。もう普通に恐いです笑。本編より恐いです笑。アルミンの太ももに喜ぶべき????目の前でジャンがあんななのに????笑。
■別マガ
フライング販売なのか今日買えちゃいました。て、そんな突然、心の準備ができない。あああ別マガ出てる〜〜〜〜〜っっっっあったら買っちゃうだろうがあああああっっっっ笑。感想は…書くとしたらまた別記事にしませう。はぁ…。はぁ…はこっちだよほんと笑。
■春は気鬱
春ですね。みなさん元気にしていますか?私は元気ではないです笑。どうも春という季節に弱いらしく、毎年暖かくなってくると暖かさに比例して(反比例して?)元気がなくなります。去年の今頃の日記を見ても「気が塞ぐ、春だなあと思う」などと供述しており、春の感じ方がどうかしていることがよく分かりました笑。そこで、どうにか元気を出したいけれど、そんなこと無理なことは百も承知なので、あえて元気など出さず、過去この時期に読むことでより元気のなくなった本を紹介して行きたいと思います笑。何故そんなことをするのだ。そこんとこだが私にもようわからん。
■選出基準
選出基準は以下のようになります
・私が春に読んだ本
・面白いけど元気は出ない本
です。
条件の一つ目「私が春に読んだ本」。なので本が発行された季節や、内容が春以外の季節を取り扱っていてもよいということです。私が春に読んで、余計元気なくなったなあと思ったことのある本から選出します。また、春以外の季節に読んで元気がなくなった本も外します。
条件の二つ目「面白いけど元気は出ない本」。この加減は大事です。あくまでも面白い本です。元気も出ないし面白くもなかった本は外します。
この条件で3冊を選出し、以下のようになりました。
■『赤朽葉家の伝説』 桜庭 一樹
もう何年も前に読んだ本ですが、とても印象に残っている本です。昭和初期に生き、不思議な体験をメインに描く母編、昭和中期学生時代の青春と漫画家として生きた子編、平成に何の変哲もない社会生活を送る孫の、女三代をそれぞれ主人公に3章仕立てになっています。三代を描く話の作りはガンダムエイジ風かな。あ、見てないか笑。
たぶん一般的に一番人気は2章の漫画家編だと思う。確かスピンオフ作品もあったはず(私はそれは読んでない)。しかし私が好きなのは一つ目のおばあちゃんの世代の話なのです。2章目以降は戦後になって、だいぶ現代の感覚に近づいた時代の話なので多少なりとも実感があるのですが、1章目は時代的にちょっともう、おとぎ話の世界と言うか、実感が伴わない描写が多数。これが現代人にはファンタジー小説のようにも思えて(実際そういう描写がある)得も言われぬ情緒があります。ファンタジー要素としては、未来が見えると言う話が出てくることなどがあります。私が気に入っている情緒面は、定住せず山の中を移動しながら暮らす士農工商に属さなかった日本人の生き残りの人々の話。私たちには実感の伴わない社会として描かれ、この話の不思議な雰囲気に花を添えまくっていると思うのです笑。
1章目だけで一作品だったら実にいい思い出で終わっただろうと思うのですが、どうにもこのあと2章3章の後味がよろしくない。や、よくないわけではなくて好みでない。全体を通してあんまりいい出来事が起こる話ではないので、元気は出ません。しかし1章の昭和初期の得も言われぬ情緒において面白かった!と私の中では判断されました。最終的に大団円しない気鬱は残りますが、それぞれの世代の雰囲気を感じたい方におすすめです。ただしNTRがダメな方はやめた方がいい!私が元気をなくした理由はまさにそこなので笑。
■『魔性の子』 小野 不由美
ご存知!十二国記シリーズのスピンオフ!泰麒の話です。元気のでない本としては同じ小野不由美なら『屍鬼』と迷いました。屍鬼も元気出ねえぞ〜〜〜笑。しかし、魔性の子は私が人生で初めて「面白いのに元気が削がれる」を体験した本だと思うのです。春休みにすげー意気消沈させられた思い出です笑。
これも後味が悪い系です。主人公の少年・高里要の身の回りで起こる不思議な出来事がだんだん悪い方にエスカレートしていく、それを教師は止められるのか!?というような話なのですが、十二国記本編を知っているか知らないかで感想がだいぶ変わると思います。全く知らずに読んだ方の心中お察し申し上げる…と言う感じですが、読んでてもなお心中お察しする感じになります笑。逆に、これを先に読んで『風の海 迷宮の岸』を読むと、ちょっとしたスターウォーズ気分が味わえます。私の中ではざっくり言ってアナキンと泰麒とキンハのロクサスは同じ引き出しに入れてますよ笑。アルミンがここに入らなきゃいいけどなああああ笑。結構元気じゃあねえか笑。元気だね笑。魔性の子自体は本当に元気が出ないんですけど(それを強調するのもどうかと思うが笑)、主人公高里要の可愛らしさというか、萌え度が上回ればあるいは、元気を出すことが出来ます笑。少年好きは挑んでみられては。
■『英雄の書』 宮部 みゆき
宮部みゆきの本は結構元気が出ないものが多いですが(私は好きだけどドリームバスターも意外と元気が出ない)私が春に読んだという条件がつくと、これか『孤宿の人』になりました。孤宿の人も大概元気が出ませんが、孤宿の人の方が面白く、場合によっちゃ元気が出せると思ったので、もっと元気の出ない英雄の書を選びました笑。
主人公の小学生の少女が、中学生の兄失踪の真実を探るため異世界へ冒険に旅立つ、というような話です。異世界の冒険の部分が思いの外暗いのです。異世界の世界観が暗いと言うか、もっと明るい色のファンタジーな異世界ならよかったんだけど、終始鈍色が支配するような地味な異世界が舞台です。好みに合えばたまらないと思いますが元気は出ません。特に塔の中で働く僧侶の場面は象徴的に思います。元気の出ない最大の要因はやはり、後味の悪いラストです。なんの罪もない少年少女がひでー目に合うのがイヤな方はやめておいた方がいいです。どういう人におすすめなのか、私もイマイチ分かりませんが笑、独特の異世界感はハマる人にはハマると思います。
■残念ながら選に漏れた名作
様々な理由から選に漏れた本を少し紹介したいと思います。
・『夢野久作全集〈8〉』
なぜ8かというと8しか読んでないから笑。夢野久作といえばドグラマグラですが、ドグラマグラは秋に読んだので選からは外れます。ドグラマグラも勿論元気が出ません笑。面白いかどうかもよく分かりません笑。ドグラマグラの勢いで、なにかアングラ要素を取り入れたかった時期に夢野久作全集〈8〉を手に取りました。8巻だった理由は収録の短編に「地獄」というタイトルがついてるものが多かったからなんです。これは当時同人誌のネタ用に読みました。いやあ、ほんと元気出なかったですね笑。この本が今まで読んだ本で一番元気を削いでった気がします笑。そして面白くなかった笑。相性が合う人にはいいと思います。私とは合いませんでした。
・『くるぐる使い』 大槻 ケンヂ
いや〜これも実に元気が出ない!!!!笑。私には鬼面白かったけど決して万人受けする話ではありません。これをベスト3に入れるべきだったなと今思います笑。春に読んだし。気鬱間違いなし、グロテスク描写要注意の代物です。これにともなって江戸川乱歩の『パノラマ島奇談』も読みましたがこれも実に元気が出ない!!!!笑。
・『葉桜の季節に君を想うということ』 歌野 晶午
この本はとにかく面白かったし、とても印象に残っています。春に読んだような気がするけどちょっと記憶が定かでない。それほど元気もなくならないので選からは漏れます。ちょっとグロテスクな描写があるので元気をなくす方もいるかもしれません。是非。どういう是非だ笑。
・『暗黒館の殺人』 綾辻 行人
暗黒館については過去にこのブログで詳しい記事も書いています(http://veryroll.blog.shinobi.jp/Date/201205/#entry528)。ネタバレを大いに含むのでこの記事読むときは気をつけてくださいませ。この本も春に読みましたねえ。多分一般的に言って気鬱になるか、すげー怒るかだと思います笑。しかし私はそれ以上に、あまりにもいいホモが出てくることに萌えが勝っちゃって笑。多少気鬱になってもいいからいいホモに出会いたい方には是非。
・『異邦の騎士』 島田 荘司
しかしいいホモを求めるなら異邦の騎士がさらにおすすめです。私はこれは冬に読んだので今回の選には漏れましたが、すごく面白く、そして元気が出ないです!笑。そしてすばらしいホモです。元気を削がないように言っておくと、この本は最終的に主人公の男の子が彼女ではなく男の方を選びます!男を選ぶまでにへこむ描写が結構あるので元気は出ないと私は思います。元気を損なわず、いいホモに出会いたい方は同じく島田荘司先生の『占星術殺人事件』『セント・ニコラスの、ダイヤモンドの靴』がおすすめです。占星術殺人事件はかなり昔に出版された本なので、現代的ではないのが苦手な方にはおすすめできません。あと残酷描写もあります。しかしよいホモです。セントニコラスは残酷描写はそれほどなく、二人はラブラブで最高です笑。この本はインテを休むほどの風邪に見舞われたときに病院の待合室で読んでいた思い出です。
■いかがでしたか?
最終的によいホモを紹介する記事になり元気も出ましたでしょう笑。私は少々出ましたよ笑。最近はあまり小説を読んでいないので本に依って元気を損なうことは少なくなっています。たまには本から元気を削がれないとなあと改めて思いました笑。たまには本の話の記事も楽しいものです。気が向いたらまた書きたいと思います。
春ですね。みなさん元気にしていますか?私は元気ではないです笑。どうも春という季節に弱いらしく、毎年暖かくなってくると暖かさに比例して(反比例して?)元気がなくなります。去年の今頃の日記を見ても「気が塞ぐ、春だなあと思う」などと供述しており、春の感じ方がどうかしていることがよく分かりました笑。そこで、どうにか元気を出したいけれど、そんなこと無理なことは百も承知なので、あえて元気など出さず、過去この時期に読むことでより元気のなくなった本を紹介して行きたいと思います笑。何故そんなことをするのだ。そこんとこだが私にもようわからん。
■選出基準
選出基準は以下のようになります
・私が春に読んだ本
・面白いけど元気は出ない本
です。
条件の一つ目「私が春に読んだ本」。なので本が発行された季節や、内容が春以外の季節を取り扱っていてもよいということです。私が春に読んで、余計元気なくなったなあと思ったことのある本から選出します。また、春以外の季節に読んで元気がなくなった本も外します。
条件の二つ目「面白いけど元気は出ない本」。この加減は大事です。あくまでも面白い本です。元気も出ないし面白くもなかった本は外します。
この条件で3冊を選出し、以下のようになりました。
■『赤朽葉家の伝説』 桜庭 一樹
もう何年も前に読んだ本ですが、とても印象に残っている本です。昭和初期に生き、不思議な体験をメインに描く母編、昭和中期学生時代の青春と漫画家として生きた子編、平成に何の変哲もない社会生活を送る孫の、女三代をそれぞれ主人公に3章仕立てになっています。三代を描く話の作りはガンダムエイジ風かな。あ、見てないか笑。
たぶん一般的に一番人気は2章の漫画家編だと思う。確かスピンオフ作品もあったはず(私はそれは読んでない)。しかし私が好きなのは一つ目のおばあちゃんの世代の話なのです。2章目以降は戦後になって、だいぶ現代の感覚に近づいた時代の話なので多少なりとも実感があるのですが、1章目は時代的にちょっともう、おとぎ話の世界と言うか、実感が伴わない描写が多数。これが現代人にはファンタジー小説のようにも思えて(実際そういう描写がある)得も言われぬ情緒があります。ファンタジー要素としては、未来が見えると言う話が出てくることなどがあります。私が気に入っている情緒面は、定住せず山の中を移動しながら暮らす士農工商に属さなかった日本人の生き残りの人々の話。私たちには実感の伴わない社会として描かれ、この話の不思議な雰囲気に花を添えまくっていると思うのです笑。
1章目だけで一作品だったら実にいい思い出で終わっただろうと思うのですが、どうにもこのあと2章3章の後味がよろしくない。や、よくないわけではなくて好みでない。全体を通してあんまりいい出来事が起こる話ではないので、元気は出ません。しかし1章の昭和初期の得も言われぬ情緒において面白かった!と私の中では判断されました。最終的に大団円しない気鬱は残りますが、それぞれの世代の雰囲気を感じたい方におすすめです。ただしNTRがダメな方はやめた方がいい!私が元気をなくした理由はまさにそこなので笑。
■『魔性の子』 小野 不由美
ご存知!十二国記シリーズのスピンオフ!泰麒の話です。元気のでない本としては同じ小野不由美なら『屍鬼』と迷いました。屍鬼も元気出ねえぞ〜〜〜笑。しかし、魔性の子は私が人生で初めて「面白いのに元気が削がれる」を体験した本だと思うのです。春休みにすげー意気消沈させられた思い出です笑。
これも後味が悪い系です。主人公の少年・高里要の身の回りで起こる不思議な出来事がだんだん悪い方にエスカレートしていく、それを教師は止められるのか!?というような話なのですが、十二国記本編を知っているか知らないかで感想がだいぶ変わると思います。全く知らずに読んだ方の心中お察し申し上げる…と言う感じですが、読んでてもなお心中お察しする感じになります笑。逆に、これを先に読んで『風の海 迷宮の岸』を読むと、ちょっとしたスターウォーズ気分が味わえます。私の中ではざっくり言ってアナキンと泰麒とキンハのロクサスは同じ引き出しに入れてますよ笑。アルミンがここに入らなきゃいいけどなああああ笑。結構元気じゃあねえか笑。元気だね笑。魔性の子自体は本当に元気が出ないんですけど(それを強調するのもどうかと思うが笑)、主人公高里要の可愛らしさというか、萌え度が上回ればあるいは、元気を出すことが出来ます笑。少年好きは挑んでみられては。
■『英雄の書』 宮部 みゆき
宮部みゆきの本は結構元気が出ないものが多いですが(私は好きだけどドリームバスターも意外と元気が出ない)私が春に読んだという条件がつくと、これか『孤宿の人』になりました。孤宿の人も大概元気が出ませんが、孤宿の人の方が面白く、場合によっちゃ元気が出せると思ったので、もっと元気の出ない英雄の書を選びました笑。
主人公の小学生の少女が、中学生の兄失踪の真実を探るため異世界へ冒険に旅立つ、というような話です。異世界の冒険の部分が思いの外暗いのです。異世界の世界観が暗いと言うか、もっと明るい色のファンタジーな異世界ならよかったんだけど、終始鈍色が支配するような地味な異世界が舞台です。好みに合えばたまらないと思いますが元気は出ません。特に塔の中で働く僧侶の場面は象徴的に思います。元気の出ない最大の要因はやはり、後味の悪いラストです。なんの罪もない少年少女がひでー目に合うのがイヤな方はやめておいた方がいいです。どういう人におすすめなのか、私もイマイチ分かりませんが笑、独特の異世界感はハマる人にはハマると思います。
■残念ながら選に漏れた名作
様々な理由から選に漏れた本を少し紹介したいと思います。
・『夢野久作全集〈8〉』
なぜ8かというと8しか読んでないから笑。夢野久作といえばドグラマグラですが、ドグラマグラは秋に読んだので選からは外れます。ドグラマグラも勿論元気が出ません笑。面白いかどうかもよく分かりません笑。ドグラマグラの勢いで、なにかアングラ要素を取り入れたかった時期に夢野久作全集〈8〉を手に取りました。8巻だった理由は収録の短編に「地獄」というタイトルがついてるものが多かったからなんです。これは当時同人誌のネタ用に読みました。いやあ、ほんと元気出なかったですね笑。この本が今まで読んだ本で一番元気を削いでった気がします笑。そして面白くなかった笑。相性が合う人にはいいと思います。私とは合いませんでした。
・『くるぐる使い』 大槻 ケンヂ
いや〜これも実に元気が出ない!!!!笑。私には鬼面白かったけど決して万人受けする話ではありません。これをベスト3に入れるべきだったなと今思います笑。春に読んだし。気鬱間違いなし、グロテスク描写要注意の代物です。これにともなって江戸川乱歩の『パノラマ島奇談』も読みましたがこれも実に元気が出ない!!!!笑。
・『葉桜の季節に君を想うということ』 歌野 晶午
この本はとにかく面白かったし、とても印象に残っています。春に読んだような気がするけどちょっと記憶が定かでない。それほど元気もなくならないので選からは漏れます。ちょっとグロテスクな描写があるので元気をなくす方もいるかもしれません。是非。どういう是非だ笑。
・『暗黒館の殺人』 綾辻 行人
暗黒館については過去にこのブログで詳しい記事も書いています(http://veryroll.blog.shinobi.jp/Date/201205/#entry528)。ネタバレを大いに含むのでこの記事読むときは気をつけてくださいませ。この本も春に読みましたねえ。多分一般的に言って気鬱になるか、すげー怒るかだと思います笑。しかし私はそれ以上に、あまりにもいいホモが出てくることに萌えが勝っちゃって笑。多少気鬱になってもいいからいいホモに出会いたい方には是非。
・『異邦の騎士』 島田 荘司
しかしいいホモを求めるなら異邦の騎士がさらにおすすめです。私はこれは冬に読んだので今回の選には漏れましたが、すごく面白く、そして元気が出ないです!笑。そしてすばらしいホモです。元気を削がないように言っておくと、この本は最終的に主人公の男の子が彼女ではなく男の方を選びます!男を選ぶまでにへこむ描写が結構あるので元気は出ないと私は思います。元気を損なわず、いいホモに出会いたい方は同じく島田荘司先生の『占星術殺人事件』『セント・ニコラスの、ダイヤモンドの靴』がおすすめです。占星術殺人事件はかなり昔に出版された本なので、現代的ではないのが苦手な方にはおすすめできません。あと残酷描写もあります。しかしよいホモです。セントニコラスは残酷描写はそれほどなく、二人はラブラブで最高です笑。この本はインテを休むほどの風邪に見舞われたときに病院の待合室で読んでいた思い出です。
■いかがでしたか?
最終的によいホモを紹介する記事になり元気も出ましたでしょう笑。私は少々出ましたよ笑。最近はあまり小説を読んでいないので本に依って元気を損なうことは少なくなっています。たまには本から元気を削がれないとなあと改めて思いました笑。たまには本の話の記事も楽しいものです。気が向いたらまた書きたいと思います。